注文住宅を建設するときに参考になるデータについて
一般的に分譲戸建て住宅やマンションの販売数は低めに推移していると言われていますが、一方で注文住宅は販売数の落ち込みは少ないという特徴があります。住宅の購入に関しては景気の影響や、それに伴った雇用不安などに影響を受けるために、住宅販売における環境は良いとは言えませんが、住まいというものは日常生活を過ごしていく上での重要なものとなります。一戸建て住宅を購入する世帯主の平均年齢は38歳と言われており、それと同じように注文住宅を建てている人の年代も30代が中心であると考えられています。多くの人がどのような住宅を建てているのかというと、平均的な敷地面積は266平方メートル、延べ床面積は133平方メートル、建設するための平均費用は2823万円というデータが出ています。
多く建設されている地域としては、首都圏が最も多いものとなっており25.5%、東海地方が18.2%、近畿地方が12.6%となります。住宅そのものの広さに関しては、全国のどこの地域であってもそれほど大きな変化はありません。平均的なデータから見ると、30歳代で40坪ほどの注文住宅を2000万円台で建ている人が多いと言えます。注文住宅を建設する際の自己資金としては、1000万円から1500万円の人が約14%で最も多いデータとなり、3000万円以上の資金を持っている人が13%となります。
平均の毎月の返済金額は9.7万円で、これらのデータを参考にすると注文住宅を建設するときに役立たせることができます。返済方法としてはボーナス返済を利用しない人が増加している傾向にあり、ボーナス返済を適用している人の場合であっても、返済金額を低く抑えている人が増えているという特徴が出ています。